当院のブログ

2015年9月28日 月曜日

猫の甲状腺機能亢進症/武蔵小杉、武蔵中原、元住吉 みつはし動物病院

おはようございます。

川崎市中原区のみつはし動物病院です。

今日は猫の甲状腺機能亢進症についてです。

甲状腺機能亢進症の猫はかなり多いのですが、あまりの元気の良さに、病気と認識しにくく、早期発見が出来ない場合があります。

その理由としては、甲状腺のホルモンがたくさん出ることで、食欲がかなり出て、またお水をたくさん飲み、非常に元気に見えるからです。

意外と知られていないのが、食欲が上がること、お水をたくさん飲むということが、実は何らかの病気に関連して起きているということです。

食欲が上がる病気としては甲状腺機能亢進症や糖尿病、寄生虫感染、時としてリンパ腫という血液のガンでも起こりえます。ただし、どのケースでも良く食べるのに太らない、あるいは痩せていくといった場合がほとんどです。稀ではありますが、満腹中枢が破壊され、食べ続けて太る場合もあります。ちなみに、発作のお薬、ステロイド剤、抗ヒスタミン剤等を投薬されている場合は良く食べて、太ります。

お水をたくさん飲む病気としては甲状腺機能亢進症、糖尿病、腎臓病、肝臓病、子宮蓄膿症、副腎皮質機能亢進症等たくさんありますが、猫の病気としては甲状腺機能亢進症、糖尿病、腎臓病と診断する機会が多いです。

話を甲状腺機能亢進症に戻しますが、甲状腺機能亢進症の症状として食欲が上がる、お水をたくさん飲む、吐く、下痢、毛がバサバサ、フケ、開口呼吸、発作等様々な症状がみられます。

治療は甲状腺のホルモンを下げるお薬を投薬するか、外科的な摘出があげられます。例外として治療をしないということもありますが、詳しくは治療をする際にお話します。

中高齢の猫では非常に多い病気なので、定期的に診察をすることをお勧めします。




投稿者 みつはし動物病院

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